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やめとけ図鑑2026-10-19 公開 | 約12分で読めます

インフラエンジニアはやめとけ? 未経験で入る前に見る5つの条件

監修 ・ 人材紹介事業 責任者 木下美紀 やめとけ図鑑 インフラエンジニアはやめと け? 未経験で入る前に見る 5つの条件 samurai HR | 2026-10-19

インフラエンジニアは、サーバーやネットワーク、クラウドなど、システムが動くための土台をつくり、守る仕事です。IT職の中では未経験から入りやすく、20代から経験を積めます。一方で、「夜勤や休日の障害対応がきつい」「監視の仕事ばかりで成長できない」という声もあります。違いは、最初に入る仕事の段階と、その先に進む道があるかです。この記事では、やめとけと言われる理由を整理し、応募する前に確かめる5つの条件と、見送る線をまとめました。

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インフラエンジニアはどんな仕事か

インフラエンジニアは、アプリやWebサービスが止まらずに動くための土台を受け持つ仕事です。土台には、サーバー(データを処理するコンピューター)、ネットワーク(つなぐ仕組み)、クラウド(インターネットの向こうのサーバー)などがあります。

インフラエンジニアの仕事の段階 監視 止まっていないか を見守る 運用・保守 決まった手順で 守り、直す 構築 設計に沿って 組み立てる 設計 どうつくるか を決める
未経験の人の多くは「監視」か「運用・保守」から始め、構築・設計へ進みます。

同じ「インフラエンジニア」の求人でも、どの段階の仕事かで、働き方も身につく力も大きく変わります。応募する前に、最初の仕事と、その先の道を確かめることが大切です。IT職全体の話はITエンジニアはやめとけ?でもまとめています。

木下美紀人材紹介事業
責任者

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木下美紀

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インフラエンジニアの1日(例)

運用・保守を受け持つ1年目の人の、日勤の日の1日の例です。

時間すること
9:00出社(またはリモートで始業)。夜のうちに起きたことの引き継ぎ
9:30サーバーの状態の確認、決まった作業(データの保存の確認など)
11:00お客様からの問い合わせ(つながらない、遅いなど)の調べ
12:00昼休み
13:00手順書を見ながら、設定の変更の作業
15:00先輩と一緒に、新しいサーバーの組み立ての練習
17:00その日の作業の記録と、夜の担当への引き継ぎ
18:00退社(大きな作業がある日は夜に作業することがある)

監視の仕事では、24時間を交代で見守るシフト勤務のことがあります。日勤だけか、夜勤があるかは、求人で必ず確かめてください。

「やめとけ」と言われる5つの理由

1. 夜勤やシフト勤務がある

システムは24時間動いているので、監視の仕事では夜勤を含む交代の勤務があります。

2. 障害が起きると、休日や夜でも呼ばれる

システムが止まると、すぐに直す必要があります。呼び出しの当番(オンコール)がある会社もあります。

3. 監視ばかりで成長できない

決まった画面を見て報告するだけの仕事が長く続くと、構築や設計の力が身につきません。

4. 大きな作業は夜や休日に

システムを止めて行う作業は、使う人の少ない夜や休日に行うことが多くなります。

5. 技術の変化が速い

クラウドなど新しい技術が次々に出てくるので、勉強を続ける必要があります。

どれも「インフラエンジニアだから必ず起きる」わけではありません

  • 日勤だけの会社や、呼び出しの当番がない会社もあります
  • 監視から構築へ進む道が決まっている会社を選ぶことが大切です

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応募する前に見る5つの条件

条件1. 最初の仕事の段階

監視・運用・保守・構築のどれから始めるのか。監視なら、どのくらいの期間で次に進めるのかを聞きます。

条件2. 働く場所

自社で働くのか、お客様の会社で働くのか(客先常駐)。働く場所が変わることがあるかを聞きます。

条件3. 夜勤と呼び出し

夜勤の回数、呼び出しの当番の有無と、そのときの手当を聞きます。

条件4. 研修と資格の支援

最初の研修の期間と中身、資格の受験料の補助や手当を聞きます。

条件5. 先の道

構築や設計に進んだ人がいるか。クラウドの仕事に関われるかを聞きます。

この条件なら、見送りを考える 監視の仕事から先に進む道を聞いても、答えがない 夜勤や呼び出しの回数と手当が、はっきりしない 研修がなく、入ってすぐ1人で現場に出される 働く場所が次々に変わり、選べない
1つでも当てはまれば、ほかの会社と比べてから決めるのがおすすめです。

面接で直接聞きにくいことは、弊社エージェントが代わりに確認します

  • 監視から構築へ進んだ人が、実際に何人いるか
  • 夜勤と呼び出しの実際の回数
  • 若手の社員が辞めた理由

本人が聞くと評価に響かないか心配な項目です。弊社のエージェント経由で応募する場合は、担当者が企業に確かめたうえでお伝えします。

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面接で聞くときの言い方

聞き方
「早く構築の仕事ができるようになりたいので、入社してからの流れを伺ってもよろしいでしょうか」
確かめたいこと聞き方の例
最初の仕事入社してから、最初はどのようなお仕事を担当しますか
先の道監視や運用から、構築に進まれた方はいらっしゃいますか。どのくらいの期間でしたか
働く場所自社とお客様の会社、どちらで働くことが多いですか
夜勤夜勤や呼び出しの当番は、月にどのくらいありますか
資格資格の受験の支援や、取ったあとの手当はありますか

IT職の面接では、自分で勉強していることがよく見られます。「いま勉強している資格」を1つ言えるようにしておきましょう。

インフラエンジニアに向いている人・向いていない人

見るところ向いている人向いていない人
仕組みものがどう動いているか気になる仕組みに興味がない
確認手順を守って、こつこつ確かめられる手順を飛ばしがち
学び新しい技術を調べるのが楽しい勉強を続けるのが苦手
落ち着きトラブルのときも落ち着いて動ける急なことに慌ててしまう

インフラエンジニアは、目立たなくても、システムが止まらないことで人の役に立つ仕事です。20代で社会人経験が浅くても、パソコンを自分で組み立てた経験や、家のネットワークを設定した経験は、面接で話せます。

給料と残業を、公的なデータで見る

インフラエンジニアの給料は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」の職種「その他の情報処理・通信技術者」で確かめられます。サーバーやネットワークの技術者などが入る区分です(プログラムをつくる人は別の区分です)。

職種「その他の情報処理・通信技術者」の給与(全国平均)

年齢月給(残業代除く)年収の目安
20〜24歳約25.3万円約376万円
25〜29歳約28.8万円約466万円
30〜34歳約37.6万円約594万円
全年齢約38.5万円約629万円

残業は、20代前半で平均月12時間、20代後半で月13時間でした。

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」第5表(職種(小分類)、年齢階級別、産業計)。一般労働者・男女計・企業規模計(10人以上)。残業代を除く毎月の給与は6月分の所定内給与額。年収の目安は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額(前年1年間)」で計算したもの。正社員以外のフルタイムで働く人も含みます。「その他の情報処理・通信技術者」の値(所定内給与額 20〜24歳 253.1千円、25〜29歳 287.9千円、30〜34歳 375.9千円、年齢計 384.5千円。きまって支給する現金給与額・年間賞与は 20〜24歳 276.8千円・434.9千円、25〜29歳 319.9千円・816.9千円、30〜34歳 412.4千円・989.2千円、年齢計 421.4千円・1232.6千円)。

毎月の給与の伸び(その他の情報処理・通信技術者) 20〜24歳 25.3万円 25〜29歳 28.8万円 30〜34歳 37.6万円 全職種 25〜29歳 26.7万円
残業代などを含まない、毎月決まって支払われる給与です。

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」。職種は第5表、全職種は第2表の25〜29歳(267.2千円)。

20代前半から全職種の平均を上回り、30代前半で月37万円台まで伸びます。構築や設計に進めるかどうかが、この伸びに大きく関わります。夜勤や呼び出しの手当は「決まって支払われる給与」に入らないことがあるので、求人ごとに確かめてください。

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監視・運用・構築・設計で、中身はこう変わる

段階主な仕事働き方身につく力
監視画面を見て、異常があれば報告交代の勤務(夜勤あり)が多いシステムの全体の流れ
運用・保守手順に沿った作業、問い合わせの調べ日勤が多いが、夜の作業もあるトラブルの原因を探す力
構築設計に沿ってサーバーやネットワークを組み立てる日勤が中心。切り替えの作業は夜も設定の技術
設計どんな仕組みにするかを決める日勤が中心全体を考える力

監視から始める場合は、1〜2年で運用や構築に進める道がある会社を選ぶと、経験が給料に結びつきやすくなります。

役に立つ資格

インフラエンジニアは、資格で知識を示しやすい仕事です。未経験から取りやすいものを中心にまとめます。

資格内容
基本情報技術者試験(国家試験)ITの基本を広く問う。いつでも試験会場のパソコンで受けられる
CCNAネットワークの基本(民間の資格)
LinuC・LPICサーバーでよく使うLinuxの基本(民間の資格)
クラウドの資格(AWSなど)クラウドのサービスの使い方(民間の資格)

未経験なら、まずネットワークかLinuxの資格を1つ取ると、面接でも勉強していることが伝わりやすくなります。

出典:情報処理推進機構(IPA)「基本情報技術者試験」。

未経験歓迎希望に合う求人を、ご紹介します希望の職種と連絡先を入れるだけ。営業・事務・IT・施工管理などから、担当者がお探しします。 求人を紹介してもらう

求人票の実例を読む

インフラエンジニアの求人でよくある書き方を3つ取り上げます(実在の会社の求人ではなく、よくある書き方の例です)。

求人票の書き方読み方面接で聞くこと
インフラエンジニア(未経験歓迎・研修1か月・資格取得支援)研修がある。最初の仕事は監視や運用のことが多い研修のあとの最初の仕事と、その期間
サーバー監視(シフト制・夜勤手当あり)交代の勤務で夜勤がある夜勤の回数と、先に進む道
インフラエンジニア(客先常駐・案件多数)お客様の会社で働く働く場所の選び方と、変わる頻度

「案件多数」と書いてある求人は、お客様の会社で働く形のことが多くなります。働き方の違いは、記事計画で次に出す「SESはやめとけ?」でもくわしく扱います。

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入社1年目の流れ(例)

インフラエンジニアの1年目でよくある流れ 1か月目 研修でITの 基本を学ぶ 3か月目 監視や運用を 受け持つ 半年 手順書の作業を 1人でこなす 1年 構築の作業を 手伝う
1年目に資格を1つ取ると、構築の仕事に進む話が出やすくなります。

仕事で見たエラーや作業は、自分用のメモに残していくと、あとで構築や設計に進んだときに大きな財産になります。

入ってからよくある悩みと、その対処

監視の仕事ばかりで不安

画面に出た異常が、なぜ起きたのかを先輩に聞いて、メモに残していきます。それが構築の力の土台になります。

夜勤で体調を崩しやすい

夜勤明けの眠る時間と食事の時間を決めておきます。合わないときは、早めに上司に相談しましょう。

障害のときに慌ててしまう

手順書と連絡先の一覧を、すぐ見られる場所に置いておきます。まず報告、それから調べる、の順番を守ります。

勉強が続かない

1日30分など、短い時間を決めて続けます。仕事で触った技術から勉強すると、覚えやすくなります。

木下美紀人材紹介事業
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木下美紀

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3年後・5年後の道

時期道の例
1〜2年目監視・運用を1人でこなし、構築の作業を手伝う
3年目ごろサーバーやネットワークの構築を担当、クラウドの仕事
5年目ごろ設計の担当、チームのリーダー、クラウドの専門、社内のIT担当

インフラの経験は、どの業界の会社のシステムにも必要とされます。クラウドの経験があると、選べる会社が大きく広がります。

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未経験から入りやすい会社の特徴

こんな会社なら、未経験でも始めやすい

  • 研修の期間と中身が具体的に決まっている
  • 監視・運用から構築に進んだ人がいる
  • 夜勤と呼び出しの回数・手当がはっきりしている
  • 資格の受験料の補助と、資格手当がある
  • 働く場所の選び方を説明してくれる

IT職の求人をまとめて見たい人は、IT職の求人一覧も見てみてください。

20代・未経験の面接で聞かれること

「なぜインフラエンジニアになりたいのですか」

答え方の例
オンラインゲームのサーバーが止まったときに、裏側で直している人がいることを知り、仕組みを支える仕事に興味を持ちました。いまはネットワークの資格の勉強をしていて、まずは運用の仕事で基本を身につけたいと考えています。

「夜勤があっても大丈夫ですか」

答え方の例
はい。システムが24時間動いている以上、必要な仕事だと理解しています。生活のリズムを整えて臨みます。あわせて、将来は構築の仕事に進みたいので、その道についても伺えればうれしいです。

インフラエンジニアの面接では、仕組みへの興味と、いま勉強していることを具体的に話すと伝わります。

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まとめ:インフラエンジニアは「最初の仕事と、その先の道」で選ぶ

応募する前に見る5つの条件

  • 最初の仕事の段階(監視・運用・構築)
  • 働く場所(自社か、お客様の会社か)
  • 夜勤と呼び出し
  • 研修と資格の支援
  • 先の道(構築や設計に進めるか)

この5つに具体的な答えが返ってくる会社を選べば、インフラエンジニアは20代から経験と資格で給料を伸ばせる仕事です。

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よくある質問

インフラエンジニアは未経験でもなれますか?

なれます。IT職の中では未経験から入りやすい仕事です。研修があり、監視や運用から構築へ進む道がある会社を選ぶと安心です。

インフラエンジニアの給料はどのくらいですか?

職種「その他の情報処理・通信技術者」の毎月の給与(残業代などを除く)の平均は、20〜24歳で約25.3万円、25〜29歳で約28.8万円です。賞与を含めた年収の目安は、20代前半で約376万円、20代後半で約466万円です(厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査)。

インフラエンジニアは夜勤がありますか?

監視の仕事では、交代の勤務で夜勤があることが多いです。運用や構築の仕事では日勤が中心ですが、システムを止める作業は夜にすることがあります。

監視の仕事はやめたほうがいいですか?

監視から始めること自体は悪くありません。ただし、1〜2年で運用や構築に進む道がない会社は、見送りを考えてよい条件です。

インフラエンジニアとプログラマーの違いは何ですか?

プログラマーはアプリやサービスをつくる仕事、インフラエンジニアはそれが動く土台(サーバーやネットワーク)をつくり、守る仕事です。

文系でもインフラエンジニアになれますか?

なれます。入社してから研修で学ぶ人が多くいます。ネットワークやLinuxの資格の勉強から始めるのがおすすめです。

最初に取るならどの資格ですか?

ネットワークのCCNAか、LinuxのLinuC・LPICが始めやすい資格です。ITの基本を広く学ぶなら、国家試験の基本情報技術者試験もあります。

インフラエンジニアは残業が多いですか?

その他の情報処理・通信技術者の20代後半の残業は、平均で月13時間でした。障害や夜の作業があると増えることがあります。

客先常駐とは何ですか?

自分の会社ではなく、お客様の会社で働く形です。働く場所が変わることがあるので、選び方や頻度を面接で確かめてください。

IT職の求人を相談したいです。

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木下美紀
監修:木下美紀(samurai HR 人材紹介事業 責任者) 年間100名の求職者の転職を支援しています。 執筆:samurai HR 編集部(株式会社SAMURAI不動産/有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-319169)。20代・30代の未経験からの転職を支援しています。

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