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やめとけ図鑑2026-10-15 公開 | 約10分で読めます

「年間休日105日」の求人はやめとけ? 休みの数え方と見送る線

監修 ・ 人材紹介事業 責任者 木下美紀 やめとけ図鑑 「年間休日105日」の求人 はやめとけ? 休みの数え方 と見送る線 samurai HR | 2026-10-15

求人票でよく見る「年間休日105日」。少ないのか、普通なのか、分かりにくい数字です。この記事では、105日がどうやって決まる数字なのか、120日と比べて何が違うのかを説明し、応募する前に確かめる休みの内訳と、「この条件なら見送る」という線をまとめました。

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年間休日105日は、どういう数字か

年間休日とは、会社が1年のうちに休みとして決めている日数です。有給休暇は含みません。

労働基準法では、働く時間は原則として1日8時間・1週40時間までと決められています。1日8時間働く会社で、1年(約52週)の労働時間を週40時間以内におさめると、働ける日は年に約260日です。

365日から260日を引くと、休みは約105日になります。つまり105日は、1日8時間働く会社が、残業なしで法律の範囲におさまるぎりぎりの休日数です。

年間休日の目安 105日 1日8時間なら 法律上の最低ライン 110日前後 土日休み+ 年末年始など 120日前後 土日・祝日が 休み 125日以上 長期休暇も しっかりある
1日の所定労働時間が8時間より短い会社では、105日より少ない休日でも法律の範囲になることがあります。
木下美紀人材紹介事業
責任者

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105日と120日、何が違うか

土日を毎週休むと、それだけで年に約104日です。120日前後の会社は、これに祝日(年16日前後)や年末年始が加わります。

年間休日休みのイメージ
105日土日はおおむね休み。祝日・お盆・年末年始は出勤が多い。または週休2日だがシフト制
110日前後土日休みに、年末年始や夏季休暇が少し足される
120日前後土日・祝日が休み。年末年始もある
125日以上土日・祝日に加え、夏季休暇や年末年始が長め

105日と120日の差は15日です。1か月あたり1日強、休みが少ない計算になります。

全国の会社は、何日休んでいるか

厚生労働省の調査では、会社が決めている年間休日の平均は1企業平均で112.1日、働く人1人あたりの平均で116.4日でした。105日は、全国の平均より7〜11日ほど少ない水準です。

年間休日の日数ごとの会社の割合 99日以下 12.4% 100〜109日 28.4% 110〜119日 22% 120〜129日 35.8% 130日以上 1.5%
105日の会社は「100〜109日」に入ります。

出典:厚生労働省「令和6年就労条件総合調査」(令和5年1年間の状況)。年間休日総数階級別の企業割合。99日以下は「69日以下」から「90〜99日」までの合計。

「100〜109日」の会社は全体の約3割あり、決してめずらしくはありません。一方で、120日以上の会社も約4割あります。同じ職種でも、会社によって年に15日以上の差がつく条件です。

また、毎週2日休める「完全週休2日制」を取り入れている会社は56.7%でした。残りの多くは、隔週や月に何回かだけ2日休める制度です。

出典:厚生労働省「令和6年就労条件総合調査」(令和5年1年間の状況)。

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1日の時間が短いと、休日の最低ラインも変わる

1年の労働時間を週40時間以内におさめるには、1日の所定労働時間によって、必要な休日の数が変わります。全国の会社の1日の所定労働時間は、平均で7時間47分です。

1日の所定労働時間働ける日(年)の目安休日の目安
8時間約260日約105日
7時間45分約269日約96日
7時間30分約278日約87日

1年(約52.14週)×40時間=約2,085時間を、1日の時間で割って計算した目安です。たとえば1日7時間30分の会社なら、年間休日が100日でも法律の範囲です。休日の数だけで比べず、1日の時間と一緒に見ることが大切です。なお、週に1日以上の休日も別に必要です。

1日の所定労働時間の平均は出典:厚生労働省「令和6年就労条件総合調査」(令和5年1年間の状況)。表は労働基準法の法定労働時間(1日8時間・1週40時間)から計算した目安で、変形労働時間制などでは扱いが異なります。

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105日と有給を合わせると、休みは何日になるか

年間休日には有給休暇は入りません。全国平均では、有給は1人あたり年11.0日取られています。

年間休日有給(全国平均)合計の目安
105日の会社105日11日約116日
120日の会社120日11日約131日

有給をしっかり取れる職場なら、105日でも実際の休みは全国の年間休日の平均に近づきます。逆に、有給が取りにくい職場では105日のままです。年間休日と有給の取りやすさは、必ずセットで確かめてください。

有給の平均取得日数は出典:厚生労働省「令和6年就労条件総合調査」(令和5年1年間の状況)。

同じ月給でも、時給に直すと差が出る

月給25万円・1日8時間の場合で比べます。

年間休日105日年間休日120日
働く日数260日245日
働く時間(年)2,080時間1,960時間
時給に直すと約1,442円約1,531円

同じ月給なら、休みが15日少ない分だけ、1時間あたりの給料は約6%下がります。

年300万円(25万円×12か月)を年間の労働時間で割って計算。1年365日、残業なしとした場合。

105日の1年(休み方の例)

休み日数
日曜日52日
土曜日(月2回)24日
祝日16日
夏季・年末年始13日
合計105日

土曜日が月に2回出勤になる形です。完全週休2日(土日104日)なら、祝日・夏休み・年末年始はほぼ出勤になります。どちらの形かを、求人票の「休日」の欄で確かめてください。

「やめとけ」と言われる理由

1. 祝日や長い休みが取りにくい

土日を休むと、祝日やお盆・年末年始の多くが出勤になります。友人や家族と予定を合わせにくくなります。

2. 残業があると、法律の上限に近づきやすい

105日は「残業なし」でぎりぎりの数字です。そこに残業が加わると、1年の労働時間は長くなります。

3. 有給が取りにくい職場では、休みがさらに減る

年間休日が少ないうえに有給も使いにくいと、体を休める時間が足りなくなります。

105日でも働きやすい会社はあります

  • 残業がほとんどない、有給が取りやすい、連休が取れるシフトがある会社なら、負担は小さくなります
  • 数字だけで決めず、内訳を見ることが大切です
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求人票と面接で確かめること

休みの内訳

「週休2日」なのか「完全週休2日」なのか、祝日・夏季・年末年始が休みかを見ます。ブラック企業の見分け方の記事で、週休2日制の読み方を説明しています。

1日の所定労働時間

7時間30分など、1日の時間が短い会社は、105日より休日が少なくても法律の範囲です。時間と休日をセットで見ます。

残業時間と有給の取りやすさ

月平均の残業と、昨年どのくらい有給が使われたかを聞きます。

この条件なら、見送りを考える 年間休日105日で、月の残業が20時間を超える 105日なのに、休みの内訳を聞いても答えがあいまい 有給は「取れる人は取っている」としか言われない 105日未満なのに、1日の労働時間が8時間ある
休みの少なさと残業が重なると、生活への負担が大きくなります。

面接で直接聞きにくいことは、弊社エージェントが代わりに確認します

  • 昨年、社員が実際に有給を何日取れたか
  • 休日出勤が月にどのくらいあるか
  • 部署ごとの実際の残業時間

休みの取りやすさは、応募する本人からは聞きにくい項目です。弊社のエージェント経由で応募する場合は、担当者が企業に確かめたうえでお伝えします。

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求人票の実例を読む

休日の書き方でよくある例を3つ取り上げます(実在の会社の求人ではなく、よくある書き方の例です)。

求人票の書き方読み方面接で聞くこと
年間休日105日/週休2日制(土日)土日が休みの週が多いが、毎週ではない可能性。祝日は出勤が多い2日休めない週が月に何回あるか
年間休日105日/シフト制(月8〜9日休み)平日休みが中心。連休は取りにくいことがある連休の取り方と、希望休の出し方
年間休日105日/1日7時間30分1日の時間が短いぶん、休日が少なくても法律の範囲実際の退社時間と残業時間

105日でも働きやすい会社の見分け方

年間休日105日でも、次の点がそろう会社なら続けやすい

  • 月の残業が少ない(平均10時間以下が目安)
  • 有給休暇を、昨年1人あたり10日以上取れている
  • 連休(夏季・年末年始など)が、シフトや有給で取れる
  • 1日の所定労働時間が8時間より短い
  • 休日出勤があった場合に、振替休日が取れている

反対に、105日で残業が多く、有給も取りにくい会社は、休みが少ない状態がずっと続きます。この組み合わせが一番避けたいパターンです。

木下美紀人材紹介事業
責任者

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木下美紀

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入社したあとに確かめること

年間休日は、入社時にもらう労働条件通知書や、会社の就業規則に書いてあります。入社したら次の点を確かめてください。

確かめることどこで見るか
年間休日の日数と内訳労働条件通知書・会社の年間カレンダー
休日出勤の扱い(振替か手当か)就業規則
有給休暇が付く時期と日数就業規則(入社から6か月で10日が法律の基本)

有給休暇は、入社から6か月続けて働き、出勤すべき日の8割以上出勤すると、10日付く決まりです(労働基準法第39条)。年間休日が少ない会社ほど、有給を計画的に使うことが大切です。

出典:労働基準法第39条(年次有給休暇)。

無料・メールで届きます入社前チェックシート(18項目)求人票8項目・面接6項目・内定後4項目。応募の前に、1枚で確認できます。 メールで受け取る

まとめ:数字より「内訳」を見る

年間休日の求人で見ること

  • 105日は、1日8時間で残業なしの場合の最低ラインの目安
  • 祝日・夏季・年末年始が休みか
  • 1日の所定労働時間
  • 月の残業時間と、有給の取りやすさ

休みは、入ってからでは変えにくい条件です。20代のうちは「多少休みが少なくても」と考えがちですが、続けられるかどうかで選ぶのがおすすめです。

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よくある質問

全国の会社の年間休日の平均は何日ですか?

厚生労働省の令和6年就労条件総合調査では、1企業平均が112.1日、働く人1人あたりの平均が116.4日でした。

年間休日105日は少ないほうですか?

全国平均(112.1日)より少ない水準です。ただし100〜109日の会社は全体の約3割あり、めずらしくはありません。

年間休日105日で土日祝日すべて休めますか?

土日だけで年に約104日になるため、祝日まで休むことは難しい日数です。

年間休日と有給休暇は何が違いますか?

年間休日は会社が休みと決めた日、有給休暇は働く人が申し出て取る休みです。年間休日に有給は含まれません。

年間休日が少ない会社で、休みを増やす方法はありますか?

有給休暇をきちんと取ることです。応募前に、昨年どのくらい有給が使われたかを聞いておくと判断しやすくなります。

年間休日105日は違法ですか?

1日8時間働く会社では、105日は法律の範囲におさまる最低ラインの目安で、それだけで違法にはなりません。ただし残業がある場合は、36協定などの手続きが必要です。

年間休日105日だと、土日は休めますか?

土日はおおむね休めることが多い一方、祝日やお盆・年末年始は出勤になりがちです。シフト制の場合は平日休みもあります。休みの内訳を確かめてください。

年間休日に有給休暇は含まれますか?

含まれません。年間休日は会社が決めた休日の数で、有給休暇はそれとは別に取れる休みです。

年間休日が少ない代わりに給料が高いなら、選んでもいいですか?

休みが少ない分を給料で受け入れられるかは人それぞれです。残業時間と有給の取りやすさも合わせて、続けられるかで判断してください。

休みの多い求人を探したいです。

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木下美紀
監修:木下美紀(samurai HR 人材紹介事業 責任者) 年間100名の求職者の転職を支援しています。 執筆:samurai HR 編集部(株式会社SAMURAI不動産/有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-319169)。20代・30代の未経験からの転職を支援しています。

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