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やめとけ図鑑2026-10-20 公開 | 約12分で読めます

Webデザイナーはやめとけ? 未経験で入る前に見る5つの条件

監修 ・ 人材紹介事業 責任者 木下美紀 やめとけ図鑑 Webデザイナーはやめとけ ? 未経験で入る前に見る5 つの条件 samurai HR | 2026-10-20

Webデザイナーは、会社やお店のホームページ、ネットのお店(ECサイト)、広告の画像などを、見やすく使いやすい形にデザインする仕事です。作ったものが形に残り、20代から技術を積み上げられる仕事として人気があります。一方で、「未経験で採ってくれる会社が少ない」「納期の前は夜まで忙しい」「ツールやコードなど学ぶことが多い」という声もあります。この記事では、やめとけと言われる理由と、働く場所による違い、応募する前に確かめる5つの条件、「この条件なら見送る」線をまとめました。

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Webデザイナーはどんな仕事か

Webデザイナーは、見た目を作るだけでなく、使う人が迷わない形を考える仕事です。1つのページができるまでの流れは、次のようになります。

Webページができるまでの流れ 聞く 目的と 使う人を確かめる デザイン 画面の案を ツールで作る 直す 意見をもらい 修正する 公開 コードにして ネットに出す
コード(HTML・CSS)まで担当するかは、会社によって違います。

デザインは、Figma(フィグマ)やPhotoshop(フォトショップ)などのツールで作ります。会社によっては、デザインをホームページの形にするコーディング(HTMLやCSSを書くこと)まで担当します。

木下美紀人材紹介事業
責任者

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Webデザイナーの1日(例)

ホームページを作る制作会社で働く、1年目のWebデザイナー(アシスタント)の1日の例です。

時間すること
9:30出社。メールとチャットで、今日の作業と修正の依頼を確認
10:00先輩が作ったデザインをもとに、バナーの画像を作る
12:00昼休み
13:00チームの打ち合わせ。案件の進み具合を共有
14:00お客さまからの修正の依頼を反映する
16:00ページの一部をHTMLとCSSで作る
18:00先輩にチェックしてもらい、直す
19:00退社(公開の前の週は遅くなることも)

1年目は、バナーの画像や、ページの一部など、小さい仕事から任されることが多くあります。公開の日が決まっている案件では、その前の週が忙しくなりがちです。

「やめとけ」と言われる5つの理由

1. 未経験で採る会社が少ない

作ったものを見せる作品集(ポートフォリオ)がないと、書類で落ちやすい職種です。完全な未経験から正社員で入れる求人は、多くありません。

2. 納期の前は忙しい

公開の日が決まっているため、その前は残業が増えやすくなります。

3. 修正がくり返される

お客さまや上司の意見で、何度も直すことがあります。自分の好みだけでは決められません。

4. 学ぶことが多い

デザインのツール、色や文字の基礎、HTMLやCSS、新しい技術と、学び続けることが求められます。

5. 最初の給料が低めのことがある

アシスタントから始めると、最初の給料は高くないことがあります。スクールに通うと、その費用もかかります。

どれも「Webデザイナーだから必ず起きる」わけではありません

  • 研修を用意して、未経験から育てる会社もあります
  • 自社のサイトを作る会社は、納期に追われにくい傾向があります

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働く場所で、仕事の中身はこう変わる

働く場所する仕事特徴
制作会社いろいろな会社のホームページを作る経験の幅が広がる。納期が多い
事業会社(自社のサイト)自社のサイトやネットのお店を作り、直していく1つのサイトを深く育てる。数字の改善にも関わる
広告の会社広告の画像やページを作るスピードが求められる。数字で効果を見る
フリーランス自分で仕事を取って作る自由がきく。仕事を取る力が必要

未経験から入るなら、先輩が見てくれる会社で、まず正社員として経験を積むのが近道です。フリーランスは、仕事を取る力と実績が要るので、数年の経験のあとに考える人が多くいます。

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必要なスキルと、ポートフォリオの作り方

Webデザイナーに必須の資格はありません。採用では、資格よりもポートフォリオ(作品集)で、何が作れるかを見られます。

身につけたいことどこまでできるとよいか
デザインのツールFigmaか、Photoshop・Illustratorで、ページやバナーを作れる
デザインの基礎色・文字・余白の決め方を、理由とともに説明できる
HTML・CSS簡単なページを、自分で形にできる
スマホでの見え方スマホでも見やすいページにできる

ポートフォリオに入れたいもの

  • 架空のお店や会社のホームページ(2〜3つ)
  • バナーの画像(サイズや目的を変えて数点)
  • それぞれの「目的・誰に向けたか・工夫したところ」の説明
  • 作るのにかかった時間と、使ったツール

技術を証明したい人には、国家検定のウェブデザイン技能検定(1〜3級)もあります。必須ではありませんが、学んだ範囲を示す材料になります。

出典:職業能力開発促進法(技能検定制度)。ウェブデザイン技能検定は、同法にもとづく国家検定。

応募する前に見る5つの条件

条件1. 仕事の中身

デザインだけか、コーディングもするか。どんなサイトを作るかを聞きます。

条件2. 教え方

研修の期間と、作ったものを見てくれる先輩がいるかを聞きます。

条件3. 残業と納期

月の残業時間の平均と、納期の前の働き方を聞きます。

条件4. 給料のしくみ

固定残業代が入っているか、何時間分かを聞きます。

条件5. 1年目の仕事

1年目に任される仕事と、いつごろ1人で案件を持つかを聞きます。

この条件なら、見送りを考える 「Webデザイナー」と書いてあるのに、実際は電話の営業が中心だと聞いた 入社の条件として、有料の講座を受けるよう言われる 研修も、作ったものを見てくれる人もいない 固定残業代が長い時間分なのに、残業の実際の時間を答えない
1つでも当てはまれば、ほかの会社と比べてから決めるのがおすすめです。

面接で直接聞きにくいことは、弊社エージェントが代わりに確認します

  • 納期の前の残業の実際の時間
  • 1年目の人が実際に任されている仕事
  • この1年で辞めた人の数と、その理由

面接で聞くときの言い方

聞き方
「早く戦力になりたいので、1年目のお仕事の内容と、教えていただける体制を伺ってもよろしいでしょうか」
確かめたいこと聞き方の例
仕事の中身デザインのほかに、コーディングも担当しますか
教え方最初は、どなたに作ったものを見ていただけますか
残業公開の前の週は、何時ごろまでの作業が多いですか
給料固定残業代は、何時間分が含まれていますか
この先1人で案件を担当するのは、入社してどのくらいからですか

Webデザイナーの面接では、ポートフォリオについて「なぜこのデザインにしたのか」をよく聞かれます。作品ごとに、目的と工夫を説明できるようにしておきましょう。

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Webデザイナーに向いている人・向いていない人

見るところ向いている人向いていない人
学ぶ新しいツールや技術を調べるのが好き決まったことだけをしていたい
意見人の意見を取り入れて直せる自分の好みを変えたくない
細かさ1ピクセルのずれも気になる細かい作業が苦手
説明デザインの理由を言葉にできる感覚だけで作りたい

Webデザイナーは、芸術家というより、相手の目的をかなえる仕事です。絵がうまいかどうかより、使う人の立場で考えられるかが大切です。

給料を、公的なデータで見る

国の統計には、Webデザイナーだけの数字はありません。ここでは、Webのほか、グラフィックやインテリアなどのデザイナーも入る職種「デザイナー」の20代の給与を見ます。

25〜29歳の毎月の給与 デザイナー 27.6万円 情報通信業(全体) 28.8万円 全職種(産業計) 26.7万円
残業代を含まない、毎月決まって支払われる給与です。情報通信業(全体)は、その業種で働く人全体(職種を問わない)の数字です。

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」。デザイナーは第5表の25〜29歳(276.0千円)、情報通信業は産業別の25〜29歳(287.7千円、その業種で働く人全体で職種を問わない)、全職種は第2表の25〜29歳(267.2千円)。

年齢月給(残業代除く)年収の目安
20〜24歳23.6万円約311万円
25〜29歳27.6万円約401万円
30〜34歳31.5万円約470万円

出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」第5表(職種(小分類)、年齢階級別、産業計)。一般労働者・男女計・企業規模計(10人以上)。残業代を除く毎月の給与は6月分の所定内給与額。年収の目安は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額(前年1年間)」で計算したもの。正社員以外のフルタイムで働く人も含みます。デザイナーのきまって支給する現金給与額・年間賞与は 20〜24歳 244.7千円・176.1千円、25〜29歳 289.8千円・535.7千円、30〜34歳 331.0千円・727.6千円。

20代前半から30代前半にかけて、年収の目安が約160万円上がっています。経験を積むほど給料が上がりやすい職種といえます。ただし、アシスタントの1年目は、この平均より低いことがあります。

未経験歓迎希望に合う求人を、ご紹介します希望の職種と連絡先を入れるだけ。営業・事務・IT・施工管理などから、担当者がお探しします。 求人を紹介してもらう

求人票の実例を読む

Webデザイナーの求人でよくある書き方を3つ取り上げます(実在の会社の求人ではなく、よくある書き方の例です)。

求人票の書き方読み方面接で聞くこと
Webデザイナー(アシスタント・未経験歓迎)先輩の補助から始める。教える体制があることが多い研修の期間と、1人で案件を持つまでの期間
Webデザイナー(未経験可・研修あり・研修費は自己負担)入社の条件に、有料の講座がついていることがある費用の額と、払わないと入社できないのか
Webデザイナー兼コーダー(固定残業45時間分を含む)デザインとコーディングの両方。残業が多めのことも残業の実際の時間と、45時間をこえた分の払い方

2つ目のように、入社や研修のために、こちらがお金を払う形の求人には注意が必要です。固定残業代の見方は「固定残業45時間」の求人はやめとけ?でまとめています。

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入社1年目の流れ(例)

Webデザイナーの1年目でよくある流れ 1か月目 ツールと 社内の決まりを学ぶ 3か月目 バナーや ページの一部を作る 半年 1ページを まるごと作る 1年 小さな案件を 1人で担当する
最初は先輩のデザインをまねて作り、少しずつ任される範囲が広がります。

1年目は、先輩に直してもらった点を記録すると、上達が早くなります。直された理由を聞き、次の作品に活かしましょう。

入ってからよくある悩みと、その対処

何度も修正が入って落ち込む

修正は、自分が否定されたのではなく、目的に近づける作業です。最初に「誰に、何を伝えるか」を確かめると、修正が減ります。

納期の前に残業が続く

作業ごとにかかる時間を記録し、見積もりの精度を上げます。間に合わないと思ったら、早めに上司に相談しましょう。

新しい技術についていけない

1週間に1つ、新しい機能や表現を試す時間を決めます。全部を追わず、仕事で使うものから学びます。

自分のセンスに自信がない

よいと思ったサイトを集め、なぜよいのかを言葉にします。センスは、理由を説明できる経験の数で育ちます。

木下美紀人材紹介事業
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木下美紀

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3年後・5年後の道

時期道の例
1〜2年目ページを1人で作り、小さな案件を任される
3年目ごろサイト全体のデザイン、後輩の指導、使いやすさの設計(UI・UXデザイン)
5年目ごろWebディレクター、アートディレクター、マーケティング、フリーランス

Webデザインの経験は、サイトの数字を改善するマーケティングや、作る人をまとめるディレクターの仕事にもつながります。ITの仕事を広く比べたい人は、ITエンジニアはやめとけ?も見てみてください。

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未経験から入りやすい会社の特徴

こんな会社なら、未経験でも始めやすい

  • アシスタントや研修の期間が決まっている
  • 作ったものを見てくれる先輩が決まっている
  • 入社のために、こちらがお金を払う必要がない
  • 残業の平均と、固定残業代の時間がはっきり書いてある
  • 1年目の人が作った作品を見せてくれる

20代・未経験の面接で聞かれること

「なぜWebデザイナーになりたいのですか」

答え方の例
アルバイト先のお店のSNSの画像を作ったところ、来店するお客さまが増えました。見た目の工夫で人の行動が変わることがおもしろく、仕事として学びたいと考えました。

「この作品で工夫したところはどこですか」

答え方の例
20代の女性が、スマホで予約までたどり着けるように、予約のボタンを画面の下に固定しました。色は、お店の落ち着いた雰囲気に合わせて2色にしぼりました。

Webデザイナーの面接では、作品の「目的」と「工夫の理由」を、自分の言葉で話せるかが見られます。

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まとめ:Webデザイナーは「教え方と仕事の中身」で選ぶ

応募する前に見る5つの条件

  • 仕事の中身(デザインだけか、コーディングもするか)
  • 教え方(研修と、見てくれる先輩)
  • 残業と納期
  • 給料のしくみ(固定残業代)
  • 1年目の仕事

この5つに具体的な答えが返ってくる会社を選べば、Webデザイナーは、20代から技術を積み上げ、ディレクターやマーケティングにも道が広がる仕事です。

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よくある質問

Webデザイナーは未経験でもなれますか?

なれますが、ポートフォリオ(作品集)を用意してから応募するのが一般的です。アシスタントや研修のある求人から始めると安心です。

Webデザイナーに資格は必要ですか?

必須の資格はありません。国家検定のウェブデザイン技能検定などはありますが、採用ではポートフォリオがより重視されます。

Webデザイナーの給料はどのくらいですか?

国の統計にWebデザイナーだけの数字はありません。デザイナー全体の毎月決まって支払われる給与は、25〜29歳で約27.6万円です(厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査)。

スクールに通わないとなれませんか?

独学でもなれます。大切なのは、どこで学んだかより、何を作れるかです。費用と期間を比べて決めましょう。

Webデザイナーはきついですか?

納期の前の残業や、修正のくり返しがつらいと感じる人もいます。教え方と残業の実際を、応募する前に確かめてください。

コーディングもできないといけませんか?

会社によります。デザインだけの会社もありますが、HTMLとCSSの基礎ができると、応募できる求人が広がります。

ポートフォリオには何を入れればいいですか?

架空のお店や会社のホームページを2〜3つ、バナーを数点、それぞれの目的と工夫の説明を入れるのがおすすめです。

研修費を払う求人は大丈夫ですか?

入社や研修のために、こちらがお金を払う形の求人は注意が必要です。費用の額と、払わないと入社できないのかを確かめてください。

Webデザイナーから、どんな仕事に進めますか?

UI・UXデザイナー、Webディレクター、マーケティング、フリーランスなどに進む人がいます。

Webデザイナーの求人を相談したいです。

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監修:木下美紀(samurai HR 人材紹介事業 責任者) 年間100名の求職者の転職を支援しています。 執筆:samurai HR 編集部(株式会社SAMURAI不動産/有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-319169)。20代・30代の未経験からの転職を支援しています。

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