Webデザイナーはやめとけ? 未経験で入る前に見る5つの条件
Webデザイナーは、会社やお店のホームページ、ネットのお店(ECサイト)、広告の画像などを、見やすく使いやすい形にデザインする仕事です。作ったものが形に残り、20代から技術を積み上げられる仕事として人気があります。一方で、「未経験で採ってくれる会社が少ない」「納期の前は夜まで忙しい」「ツールやコードなど学ぶことが多い」という声もあります。この記事では、やめとけと言われる理由と、働く場所による違い、応募する前に確かめる5つの条件、「この条件なら見送る」線をまとめました。
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Webデザイナーはどんな仕事か
Webデザイナーは、見た目を作るだけでなく、使う人が迷わない形を考える仕事です。1つのページができるまでの流れは、次のようになります。
デザインは、Figma(フィグマ)やPhotoshop(フォトショップ)などのツールで作ります。会社によっては、デザインをホームページの形にするコーディング(HTMLやCSSを書くこと)まで担当します。
責任者
Webデザイナーの1日(例)
ホームページを作る制作会社で働く、1年目のWebデザイナー(アシスタント)の1日の例です。
| 時間 | すること |
|---|---|
| 9:30 | 出社。メールとチャットで、今日の作業と修正の依頼を確認 |
| 10:00 | 先輩が作ったデザインをもとに、バナーの画像を作る |
| 12:00 | 昼休み |
| 13:00 | チームの打ち合わせ。案件の進み具合を共有 |
| 14:00 | お客さまからの修正の依頼を反映する |
| 16:00 | ページの一部をHTMLとCSSで作る |
| 18:00 | 先輩にチェックしてもらい、直す |
| 19:00 | 退社(公開の前の週は遅くなることも) |
1年目は、バナーの画像や、ページの一部など、小さい仕事から任されることが多くあります。公開の日が決まっている案件では、その前の週が忙しくなりがちです。
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求人を紹介してもらう「やめとけ」と言われる5つの理由
1. 未経験で採る会社が少ない
作ったものを見せる作品集(ポートフォリオ)がないと、書類で落ちやすい職種です。完全な未経験から正社員で入れる求人は、多くありません。
2. 納期の前は忙しい
公開の日が決まっているため、その前は残業が増えやすくなります。
3. 修正がくり返される
お客さまや上司の意見で、何度も直すことがあります。自分の好みだけでは決められません。
4. 学ぶことが多い
デザインのツール、色や文字の基礎、HTMLやCSS、新しい技術と、学び続けることが求められます。
5. 最初の給料が低めのことがある
アシスタントから始めると、最初の給料は高くないことがあります。スクールに通うと、その費用もかかります。
どれも「Webデザイナーだから必ず起きる」わけではありません
- 研修を用意して、未経験から育てる会社もあります
- 自社のサイトを作る会社は、納期に追われにくい傾向があります
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働く場所で、仕事の中身はこう変わる
| 働く場所 | する仕事 | 特徴 |
|---|---|---|
| 制作会社 | いろいろな会社のホームページを作る | 経験の幅が広がる。納期が多い |
| 事業会社(自社のサイト) | 自社のサイトやネットのお店を作り、直していく | 1つのサイトを深く育てる。数字の改善にも関わる |
| 広告の会社 | 広告の画像やページを作る | スピードが求められる。数字で効果を見る |
| フリーランス | 自分で仕事を取って作る | 自由がきく。仕事を取る力が必要 |
未経験から入るなら、先輩が見てくれる会社で、まず正社員として経験を積むのが近道です。フリーランスは、仕事を取る力と実績が要るので、数年の経験のあとに考える人が多くいます。
必要なスキルと、ポートフォリオの作り方
Webデザイナーに必須の資格はありません。採用では、資格よりもポートフォリオ(作品集)で、何が作れるかを見られます。
| 身につけたいこと | どこまでできるとよいか |
|---|---|
| デザインのツール | Figmaか、Photoshop・Illustratorで、ページやバナーを作れる |
| デザインの基礎 | 色・文字・余白の決め方を、理由とともに説明できる |
| HTML・CSS | 簡単なページを、自分で形にできる |
| スマホでの見え方 | スマホでも見やすいページにできる |
ポートフォリオに入れたいもの
- 架空のお店や会社のホームページ(2〜3つ)
- バナーの画像(サイズや目的を変えて数点)
- それぞれの「目的・誰に向けたか・工夫したところ」の説明
- 作るのにかかった時間と、使ったツール
技術を証明したい人には、国家検定のウェブデザイン技能検定(1〜3級)もあります。必須ではありませんが、学んだ範囲を示す材料になります。
出典:職業能力開発促進法(技能検定制度)。ウェブデザイン技能検定は、同法にもとづく国家検定。
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求人を紹介してもらう応募する前に見る5つの条件
条件1. 仕事の中身
デザインだけか、コーディングもするか。どんなサイトを作るかを聞きます。
条件2. 教え方
研修の期間と、作ったものを見てくれる先輩がいるかを聞きます。
条件3. 残業と納期
月の残業時間の平均と、納期の前の働き方を聞きます。
条件4. 給料のしくみ
固定残業代が入っているか、何時間分かを聞きます。
条件5. 1年目の仕事
1年目に任される仕事と、いつごろ1人で案件を持つかを聞きます。
面接で直接聞きにくいことは、弊社エージェントが代わりに確認します
- 納期の前の残業の実際の時間
- 1年目の人が実際に任されている仕事
- この1年で辞めた人の数と、その理由
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適職診断をする(無料)面接で聞くときの言い方
| 確かめたいこと | 聞き方の例 |
|---|---|
| 仕事の中身 | デザインのほかに、コーディングも担当しますか |
| 教え方 | 最初は、どなたに作ったものを見ていただけますか |
| 残業 | 公開の前の週は、何時ごろまでの作業が多いですか |
| 給料 | 固定残業代は、何時間分が含まれていますか |
| この先 | 1人で案件を担当するのは、入社してどのくらいからですか |
Webデザイナーの面接では、ポートフォリオについて「なぜこのデザインにしたのか」をよく聞かれます。作品ごとに、目的と工夫を説明できるようにしておきましょう。
Webデザイナーに向いている人・向いていない人
| 見るところ | 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|---|
| 学ぶ | 新しいツールや技術を調べるのが好き | 決まったことだけをしていたい |
| 意見 | 人の意見を取り入れて直せる | 自分の好みを変えたくない |
| 細かさ | 1ピクセルのずれも気になる | 細かい作業が苦手 |
| 説明 | デザインの理由を言葉にできる | 感覚だけで作りたい |
Webデザイナーは、芸術家というより、相手の目的をかなえる仕事です。絵がうまいかどうかより、使う人の立場で考えられるかが大切です。
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求人を紹介してもらう給料を、公的なデータで見る
国の統計には、Webデザイナーだけの数字はありません。ここでは、Webのほか、グラフィックやインテリアなどのデザイナーも入る職種「デザイナー」の20代の給与を見ます。
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」。デザイナーは第5表の25〜29歳(276.0千円)、情報通信業は産業別の25〜29歳(287.7千円、その業種で働く人全体で職種を問わない)、全職種は第2表の25〜29歳(267.2千円)。
| 年齢 | 月給(残業代除く) | 年収の目安 |
|---|---|---|
| 20〜24歳 | 23.6万円 | 約311万円 |
| 25〜29歳 | 27.6万円 | 約401万円 |
| 30〜34歳 | 31.5万円 | 約470万円 |
出典:厚生労働省「令和6年賃金構造基本統計調査」第5表(職種(小分類)、年齢階級別、産業計)。一般労働者・男女計・企業規模計(10人以上)。残業代を除く毎月の給与は6月分の所定内給与額。年収の目安は「きまって支給する現金給与額×12+年間賞与その他特別給与額(前年1年間)」で計算したもの。正社員以外のフルタイムで働く人も含みます。デザイナーのきまって支給する現金給与額・年間賞与は 20〜24歳 244.7千円・176.1千円、25〜29歳 289.8千円・535.7千円、30〜34歳 331.0千円・727.6千円。
20代前半から30代前半にかけて、年収の目安が約160万円上がっています。経験を積むほど給料が上がりやすい職種といえます。ただし、アシスタントの1年目は、この平均より低いことがあります。
未経験歓迎希望に合う求人を、ご紹介します希望の職種と連絡先を入れるだけ。営業・事務・IT・施工管理などから、担当者がお探しします。 求人を紹介してもらう求人票の実例を読む
Webデザイナーの求人でよくある書き方を3つ取り上げます(実在の会社の求人ではなく、よくある書き方の例です)。
| 求人票の書き方 | 読み方 | 面接で聞くこと |
|---|---|---|
| Webデザイナー(アシスタント・未経験歓迎) | 先輩の補助から始める。教える体制があることが多い | 研修の期間と、1人で案件を持つまでの期間 |
| Webデザイナー(未経験可・研修あり・研修費は自己負担) | 入社の条件に、有料の講座がついていることがある | 費用の額と、払わないと入社できないのか |
| Webデザイナー兼コーダー(固定残業45時間分を含む) | デザインとコーディングの両方。残業が多めのことも | 残業の実際の時間と、45時間をこえた分の払い方 |
2つ目のように、入社や研修のために、こちらがお金を払う形の求人には注意が必要です。固定残業代の見方は「固定残業45時間」の求人はやめとけ?でまとめています。
入社1年目の流れ(例)
1年目は、先輩に直してもらった点を記録すると、上達が早くなります。直された理由を聞き、次の作品に活かしましょう。
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求人を紹介してもらう入ってからよくある悩みと、その対処
何度も修正が入って落ち込む
修正は、自分が否定されたのではなく、目的に近づける作業です。最初に「誰に、何を伝えるか」を確かめると、修正が減ります。
納期の前に残業が続く
作業ごとにかかる時間を記録し、見積もりの精度を上げます。間に合わないと思ったら、早めに上司に相談しましょう。
新しい技術についていけない
1週間に1つ、新しい機能や表現を試す時間を決めます。全部を追わず、仕事で使うものから学びます。
自分のセンスに自信がない
よいと思ったサイトを集め、なぜよいのかを言葉にします。センスは、理由を説明できる経験の数で育ちます。
責任者
3年後・5年後の道
| 時期 | 道の例 |
|---|---|
| 1〜2年目 | ページを1人で作り、小さな案件を任される |
| 3年目ごろ | サイト全体のデザイン、後輩の指導、使いやすさの設計(UI・UXデザイン) |
| 5年目ごろ | Webディレクター、アートディレクター、マーケティング、フリーランス |
Webデザインの経験は、サイトの数字を改善するマーケティングや、作る人をまとめるディレクターの仕事にもつながります。ITの仕事を広く比べたい人は、ITエンジニアはやめとけ?も見てみてください。
未経験から入りやすい会社の特徴
こんな会社なら、未経験でも始めやすい
- アシスタントや研修の期間が決まっている
- 作ったものを見てくれる先輩が決まっている
- 入社のために、こちらがお金を払う必要がない
- 残業の平均と、固定残業代の時間がはっきり書いてある
- 1年目の人が作った作品を見せてくれる
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求人を紹介してもらう20代・未経験の面接で聞かれること
「なぜWebデザイナーになりたいのですか」
「この作品で工夫したところはどこですか」
Webデザイナーの面接では、作品の「目的」と「工夫の理由」を、自分の言葉で話せるかが見られます。
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応募する前に見る5つの条件
- 仕事の中身(デザインだけか、コーディングもするか)
- 教え方(研修と、見てくれる先輩)
- 残業と納期
- 給料のしくみ(固定残業代)
- 1年目の仕事
この5つに具体的な答えが返ってくる会社を選べば、Webデザイナーは、20代から技術を積み上げ、ディレクターやマーケティングにも道が広がる仕事です。
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Webデザイナーは未経験でもなれますか?
なれますが、ポートフォリオ(作品集)を用意してから応募するのが一般的です。アシスタントや研修のある求人から始めると安心です。
Webデザイナーに資格は必要ですか?
必須の資格はありません。国家検定のウェブデザイン技能検定などはありますが、採用ではポートフォリオがより重視されます。
Webデザイナーの給料はどのくらいですか?
国の統計にWebデザイナーだけの数字はありません。デザイナー全体の毎月決まって支払われる給与は、25〜29歳で約27.6万円です(厚生労働省 令和6年賃金構造基本統計調査)。
スクールに通わないとなれませんか?
独学でもなれます。大切なのは、どこで学んだかより、何を作れるかです。費用と期間を比べて決めましょう。
Webデザイナーはきついですか?
納期の前の残業や、修正のくり返しがつらいと感じる人もいます。教え方と残業の実際を、応募する前に確かめてください。
コーディングもできないといけませんか?
会社によります。デザインだけの会社もありますが、HTMLとCSSの基礎ができると、応募できる求人が広がります。
ポートフォリオには何を入れればいいですか?
架空のお店や会社のホームページを2〜3つ、バナーを数点、それぞれの目的と工夫の説明を入れるのがおすすめです。
研修費を払う求人は大丈夫ですか?
入社や研修のために、こちらがお金を払う形の求人は注意が必要です。費用の額と、払わないと入社できないのかを確かめてください。
Webデザイナーから、どんな仕事に進めますか?
UI・UXデザイナー、Webディレクター、マーケティング、フリーランスなどに進む人がいます。
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